碓氷鉄道文化むら


碓井鉄道文化むら
 碓氷峠鉄道文化むらのある「碓氷峠」に通っていた旧碓氷線、横川−軽井沢間の歴史は、日本初のアプト式鉄道の導入や、日本初の幹線電化など、日本の鉄道史にとっても、とても重要な意味を持っています。






 

客車の暖房





 鉄道を引く計画が持ち上がります。スイッチバック式やループ線などを設ける案も検討されましたが地形的に対処できず、ドイツのハルツ山鉄道を参考にアプト式を取り入れることで難題をクリアしました。そして明治26年(1893年)、トンネル数26、レンガ造りの橋梁18を要する難工事の末、悲願の横川―軽井沢間が開通しました。


 旧丸山変電所は、明治45年(1912)、碓氷線の電化に伴い、横川火力発電所、軽井沢の矢ヶ崎変電所とともに建設されました。2棟ありますが、1棟は回転変流機などが置かれた機械室、もう1棟は蓄電池室として使用されていました。








 建物の特徴としては、まず碓氷線の遺構である「めがね橋」(碓氷第三橋梁)をイメージしたレンガ造りのアーチがお客様を迎えます。館内に入ると、1階2階とも全面ガラス張りで、裏妙義や霧積の山々の美しい自然が堪能できる造りになっているほか、開放感あふれるラウンジやリラクゼーションルーム、160名以上を収容できる休憩スペースなど、ゆっくりくつろいでいただける空間が広がっています。





横川釜めし
 1Fにあるレストラン「麺処 霧積」では、アプト式鉄道全盛の明治〜昭和初期を思わせる、レトロモダンの雰囲気の中で、ゆっくりとランチを楽しんで頂けます。メニューはそばやうどんを中心に提供しています。入浴受付の外にあるので、レストランのみの利用も可能です。
 




アプトの道遊歩道
 江戸時代、五街道のひとつとして整備された中山道の中でも、難所として知られた碓氷峠。交通の要衝でもあったことから碓氷の関が設けられ、上毛カルタにも「碓氷峠の関所跡」とうたわれています。現在は、碓氷バイパスや上信越自動車道、新幹線が開通していますが、旧道に目を向けると、旧中山道の面影を残すハイキングコースや1世紀以上の歴史を持つ鉄道「碓氷線」の遺構が残っています。
 

 トロッコ列車「シェルパくん」は、旧碓氷線の下り線を使って「鉄道文化むら」と碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」(約2.6km)を結んでいます。




豆蒸気機関車





妙義山後ろに








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